受験は情報戦なり

中学受験、高校受験は情報戦なり!受験情報を制する者が中学受験、高校受験を制す!裏情報や役に立つ情報をどんどん教えます。

東京都内の留学制度のある高校17校



留学を志す生徒に最適な環境を提供する高校のリストを作成しました。これらの学校は、独自の留学プログラムを設けているか、または外部の留学プログラムを積極的に推奨していることを学校側に確認済みです。

これらの高校では、短期間の留学だけでなく、1年間という長期にわたる留学プログラムに参加することも可能です。そして、学校の全面的なサポートにより、留年することなく3年間での卒業が見込めます。これにより、生徒は国際的な経験を積みながら、スムーズに学業を進めることができます。


・都立国際高校 [偏差値67・70] 
学校は帰国子女や留学生が多数在籍。東京都立生向けの海外留学制度を学校が積極的に斡旋してくれる。新設されたバカロレアコースは海外名門大学や、東大・京大のバカロレア入試での合格を目指す。


・国分寺高校 [偏差値68]
オーストラリアへの学校独自のホームステイ語学研修を実施。
Jリーガーを輩出するサッカー部が強豪。

・国際基督教大学高校(ICU高校) [偏差値68]
小金井市の私立高校。ICUへ4分の1の生徒が内部進学する大学附属校。
都立国際、国分寺などの第一志望者の併願校としても人気。

・小山台高校 [偏差値66] 
理系進学に強い。
小山台教育財団により、学校独自のイギリスの語学研修、ドイツへの交換留学も実施。

・都立三田高校 [偏差値65] 
都立で初の帰国子女受け入れ校、国際理解教育校
留学の斡旋には非常に熱心で学校の理解大きい。修学旅行先は海外。


・北園高校 [偏差値64] 
英語のみならず、第二外国語の教育が盛ん
ドイツ語の教育推進校、留学制度も充実。オーストラリア語学研修も希望制で実施。

・井草高校 [偏差値60]
オーストラリアの高校との交流活動や、留学生受け入れも活発。修学旅行先は海外。

・都立翔陽高校 [偏差値59]
大学進学と国際理解教育を前面に打ち出した進学校。
英語スピーチコンテスト、ブリティッシュヒルズでのイングリッシュキャンプなど英語教育は充実。
修学旅行先は海外。

・狛江高校 [偏差値58]
国際理解教育に力を入れ、東京外国語大と提携した留学生の交流。
オーストラリア短期交換留学制度があり、相互訪問やホームステイが活発。修学旅行は海外。

・小平高校・外国語コース [偏差値57]
外国語コースは都立上位校。英語教育を生かし私立文系の難関私大に強い。
希望制のアメリカ語学研修を実施。留学斡旋に前向き。

・深川高校・外国語コース [偏差値55]
有名私立大への進学を前面に掲げており、入口と比べて出口の進学実績が非常に良い。
希望制の豪州語学研修を実施。留学にも熱心に対応してくれる。

・都立飛鳥高校 [偏差値53]
国際理解教育と英語教育に力を入れており、希望制の2週間のオーストラリア語学研修などを実施。修学旅行先は海外。

・松が谷高校・外国語コース [偏差値50]
国際社会に対応する人材の育成をめざし少人数の英語教育。留学希望者に親身に対応。




併願優遇のおすすめ高校【東京の私立高校】


併願優遇の私立高校選びというのは、多くの保護者の方々が苦労するところです。基本的には内申点をもとに決定するわけですが、併願優遇の実施校イコール中堅以下の学校なので、進学校希望の方々が納得する学校を見つけるのは容易ではない気がします。

東京は日本で一番私立高校が充実していますが、高校入試から入学できるおすすめ進学校は、残念ながらほとんどありません。ましてや、併願優遇の実施校は実態を知れば知るほど…

塾の先生に本音を聞くのですが、まあ皆さんおっしゃりますね。「併願優遇は中卒にならないための保険だから、確実に都立高校へ進学することが基本だ」と。

「併願優遇の実施校だけには進学させたくない!」

これが正直な本音なわけです。

皆さん知っての通り、都立高校はこの10年で劇的に変わりました。東京が中高一貫校の独壇場となって、私立高校が「高校受験生は大学入試で結果が残せずにダメだ」というレッテルを貼っていたころ、都立高校の改革が始まりました。

そして10年が経ちました。今やどうでしょうか。高校入試から良い大学へ進学したいなら、都立高校を目指すことが当たり前の世の中になりました。東京の公立中学校出身の難関大学進学者は、なんと8割が都立出身者で占めるといいます(大学附属出身者除く)。この10年で、私立高校出身者は激減して、代わりに都立高校が台頭しました。

都立高校は大学進学にとても熱心に取り組み、公立中学校出身の子供たちが、中高一貫校に通わなくても、3年間でしっかりと希望進路を実現できるよう指導ノウハウを蓄積しました。私立高校が中高一貫校ばかりに目を向けたのとは対照的ですね

早稲田アカデミーやZ会進学教室、SAPIXといった有名進学塾のトップコースを取材すると、「日比谷や西が第一志望で、開成や国立大附属が第二志望」という中3生の多さに隔世の感です。大学進学志向の家庭に、私立高校は完全にそっぽを向かれてしまいました。

そこで、東京の私立高校というのは、都立高校を落ちた優秀な生徒を拾って、大学合格実績を上げようという考えに走っています。確かに、優秀な都立高校に惜しくも不合格になってしまった生徒は優秀ですからねえ。


私立高校に全然優秀な子が第一志望で入学してくれない
 ↓
そうだ、都立高校に落ちた優秀な生徒に入学してもらおう
 ↓
特進コースだ!スーパー特進コースだ!優秀な生徒よ来い来い



こんな流れです。私立高校案内をパラパラとめくって見てください。特進コース、スーパー特進コース、特待コース、国公立コース、スーパーアドバンスコース、東大・医学部コース(笑)

併願優遇校は、こんなのばっかりですよ子供も保護者も単純だから、こういう名前のコースを作ると喜ぶと思っているんですね。もはや、高校ではなくて予備校です。

一つの学校の中に、普通、特進、スーパー特進といったピラミッド型の階級格差のある学校の実態、学校に通っている生徒たちの評判はどうであるか……想像つきますか?

学校内部で生徒たちは常にクラスカーストを意識するそうです。「あいつは特進、俺はスーパー特進だ」とか、「私は普通クラスだからバカなんだ……」とか。「特進と普通だと先生の扱いが全然違う」といった先生の扱いの差も聞きますね。まあ、先生からしたらクラスカースト上位の子がかわいいのでしょう。

これが中高一貫校だと、もっと深刻で、「内進」と「外進」の格差があります。基本的に学校は「内進」のほうがかわいいです。大学合格実績を残しているのも、基本的に「内進」です。

これは実例を挙げた方が分かりやすいですね。例えば、栄東高校の2016年の東大現役合格者数の内訳です。

 内進生(約100名中)・・・15名合格
 外進生(約400名中)・・・0名合格

決して栄東高校の外進生だけが特別に実績が悪いわけではありません。どこの学校もこんなものです。中高一貫校の私立高校は、難関大学の稼ぎは内進生によるものが基本です。

「栄東高校って、高校からでもたくさん東大に合格しているのね」なんて騙されて、「都立高校よりも、私立高校の方が進学実績が良いわ~」と感じたら、私立高校の思うつぼですね

大学進学実績だけならまだしも、部活動や文化祭、体育祭といった行事までもが、「内進生」が中心的存在を果たして、幅を利かせている学校が多いというのですから、「外進生」が不満を募らせるのも無理はありません。


併願優遇の私立高校の説明会に行くと、意外と良いんですよね。校長先生の話とかを聞くと、「大学進学だけでなく、豊かな人間性を育てます!」なんてことを話されて、「都立高校よりも、私立高校の方が良いのかな?」なんて心変わりしてしまう人が意外といます。

こうなったら、私立高校の思惑通りです。保護者や中学生の誘導成功ですだって、私立高校って広告・宣伝にめっちゃお金を掛けているんですよ。

バラしていいのかな、私立高校は、みんなから集めた学費を使って、私学コンサルティング会社に依頼して、生徒や保護者を誘惑するパンフレットを作ってもらったり、生徒や保護者を感動させる説明会の台本を作ってもらってるんですよ(笑)

私学コンサルティング会社は、皆さんにどういう言葉で、どう訴えれば惹きつけることができるか熟知しています。だから、私立高校の説明会は、はっきり言って、都立高校の説明会よりも完成度が高く、魅力的に感じることが多いです。

でも……説明会だけが素晴らしい私立高校が東京には多すぎます。入学後の満足度は、都立高校の方が高いのですから。そして、「説明会を信じすぎてしまって後悔している」と話す生徒や保護者の多さには悲しくなります

不都合な情報を隠すのも、併願優遇を実施する私立高校に多く見られる手法です。さきほどの、大学進学実績の「内進」と「外進」の格差もその一つ。高校入試の説明会ではほとんどの場合、混合で提示されて、ごく一部の例外的な「外進」の難関大進学者が、あたかも一般的な合格例のごとく宣伝されるのです。

まだまだあります。併願優遇の私立高校は、部活動禁止の学校が多いのだから驚き!

高校の部活動って、人生80年のうちのたった3年間、大切な、大切な青春の1ページですよね。もう2度と経験することのない3年間の高校生活を、部活動禁止とは、拷問といえます。

なぜ、部活動禁止にする学校が多いのかわかりますか? こういう私立高校は、生徒のことを、大学合格実績を稼ぐ具材としか思っていません。もちろん、本音は絶対に公言しませんが

併願優遇の私立高校に通う生徒に話を聞くと、もう本当にかわいそう。

「友達は部活動に勉強に、充実した学校生活を送っているのに、部活動が許されない自分の高校生活っていったい何なのだろうと涙が出てくる。」

「部活動禁止であることは納得して入学したつもりでした。でも、他校に通う友達が、部活動を楽しんでいるのを見聞きして、本当に後悔しています。」

灰色の高校生活にしないためにも、しっかりと情報収集することが大切です。特に、特進クラスは部活動禁止の学校が多いようなので、要注意です。

個人的には、たとえ希望する学校のコースが、部活動に入れたとしても、同じ学校の特進クラスを部活動禁止にするような学校は、絶対に入学させたくありません。このような学校は、生徒のことよりも、経営のことしか考えていないからです。

先生の格差にも触れておきましょうか。これは、テレビや新聞でずいぶんと特集が組まれましたので、ご存知の方も多いのでしょうが、併願優遇の私立高校は、非常勤講師だらけの学校が多いです。

簡単に言うと、アルバイトや派遣社員の先生だらけということです。NHKのクローズアップ現代の特集「広がる“派遣教師” 教育現場で何が」なんかが参考になりますね。

アルバイトや派遣の先生は、正規教員よりも指導力は劣り、担当コマの授業だけ終えるとすぐに帰ってしまい、複数の学校を兼任しているので、責任を持った指導はまったくできません。

こうした状況は、東京都内の私立高校、特に、併願優遇の実施校に多いのですね。

なぜかと言えば、併願優遇のデメリットは、入学してくる生徒数の数が年度によってバラバラだからです。桜美林高校、拓殖大学第一高校、錦城高校、國學院高校、多摩大目黒高校といった主要な併願優遇の実施校の学年別生徒数を見ると、どこも年度によって100名以上の生徒数の差があることに気が付くと思います。

300名入学予定が、都立不合格者が予想よりも多くて、400名も入学してしまった

300名入学予定が、都立不合格者が予想よりも少なくて、200名しか入学しなかった


極端に生徒数が推移するのが、併願優遇の実施校の特徴です。そうすると、あなたが私立高校の経営者だったら、生徒数何名を基準に正規教員を採用しますか?

入学者が少なかったときを基準に正規教員を少なめに採用して、あとは入学者の人数に応じて、非正規教員を雇おう

という発想になるはずです。結果として、併願優遇の実施校は、非正規教員だらけになるのです。

では、あなたが経営者なら、数少ない正規教員は、どこのクラスの担当にさせますか?

特進クラスの良い子にだけ正規教員を充てて、あとのクラスは非正規教員でいいやー

という発想になるはずです。はい、先ほど出てきた、併願優遇の実施校で起こる先生格差の不満が生じる理由が分かりましたね

こういう私立高校は、先生がコロコロ変わります。目まぐるしい変化です。3年間を見据えた指導なんかまったくありません(笑)

ちなみに、都立高校は大部分が正規教員なので、先を見据えて落ち着いた指導ができますし、最近は人事の弾力化で、学校に必要な先生は10年も15年も継続して置くことが可能になっていますので、そのような心配は少ないわけです。


良心的な塾の先生なら、こういった併願優遇の私立高校の問題点をしっかりと保護者や生徒に伝えてくれるはずです。そして、こうも教えてくれるはずです。「私立高校の個別説明会には注意して!」と。

私立高校の個別説明会は、悪魔の誘惑がある場です。

私立高校の先生達は、1人でも推薦制度を利用して、さっさと自分の学校への進学を決めてくれる中学生が欲しいのです。1人決まれば、3年間学費を払ってくれるわけです。1年間の学費や諸費用が約100万円ですからねえ。大きなお金ですよね

そこで、私立高校の個別説明会では、とにかく推薦や単願受験を勧めてきます。以下は典型的な一場面です。

保護者「都立A高校が第一志望で、そちらの学校の併願優遇を考えているのですが……。」

私立高「どれどれ、内申を見てみますと…。あー、この内申だと、併願優遇は進学クラスになりますね。推薦にすれば、特進クラスへ行けますよ。」

保護者「都立A高校が第一志望なので、推薦は考えてないのですが……。」

私立高「あー、都立A高校ね。良い学校だけど、うちの学校の特進クラスの方が大学合格率は良いですよ。受験へのサポート体制も手厚いので、うちに来た方が良い大学へ行けると思いますよ。」

保護者「・・・・・・」

私立高校説明会あるあるですね(笑)とにかく、このような誘いは丁重にお断りして、惑わされないことが大切です。私立高校は、恣意的なデータを用いて、あらゆる手段で自校の優位性を主張してきますが、無視しましょう

ただし、私立高校の個別説明会もまったく無意味であるとは言えません。基準内申に1ポイント足りなかったりしたとき、個別相談でオマケしてくれたりもするのです。どうしてもというときには、個別相談してみる価値はあると思います。

さて、結論です。

併願優遇のおすすめ高校はありません。


おすすめしたいほどの良い私立高校は、併願優遇を実施していないか、完全中高一貫校で高校募集がありません。併願優遇というのは、このシステムを採用しないと受験生が集まらない学校がするものです。

例えば、早稲田実業や慶應義塾高校が併願優遇を実施しませんよね?わざわざ併願優遇をやらなくても、受験生が集まってくれるからです。


日野台高校VS都立昭和高校の評判対決

多摩地区都立3番手校! 日野台高校と都立昭和高校の評判は?


多摩地区の西部に位置する都立3番手校対決ということで、日野台高校都立昭和高校の評判や学校生活、大学進学サポートを比較してみました。


日野台高校
規律ある自由を掲げる!2017年度より新校舎!サッカー部、卓球部が強い!帰国子女受け入れ校!

日野台高校が掲げる「Liberty(リバティー)」は、自分から考えて、判断をして、行動を律するという規律ある自由です。これは、校則がない、なんでもやりたい放題の「自由」とは違います。マナーや規律を大切にしながら、勉強なり、部活動なり、学校行事なり、高校生のうちにしかできないことに一生懸命取り組み、各々の自由を追求していくという意味です。校則は平均的で、髪染や化粧には当然規制が入りますが、ごく一般的な高校生としてのルールを守れば、生徒たちの自主性に委ねられています。

2013年度より帰国子女受け入れ校に指定されました。1学年で15名程度の帰国子女が在籍し、一般入試から来た生徒たちも刺激を受けています。近年は、国際教育に力を入れており、海外の留学生との交流会なども実施しています。


部活動は95%以上とほとんどの生徒が参加しています。なかでも盛んなのがサッカー部と卓球部です。卓球部は、東京都代表や関東大会出場など、都立屈伸の実績を残す強豪。サッカー部は、都大会で毎年好成績を残しており、Tリーグにも参加。部員数は100名を超えます。

学校行事は、体育祭、文化祭(常盤樹祭)、合唱祭がメイン行事で、さらに遠足や球技大会などがあります。日野台高校といえば、合唱祭が最も盛り上がり、各学年、各クラスで非常に熱を入れて取り組みます。なかでも特徴的なのは、アカペラの合唱に挑戦するという点。他校とは一線を画した、指揮者と歌い手の一体となった独特な合唱は感動的です!


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都立昭和高校
“二兎を追い、二兎を得る”がスローガン!野球部、弓道部、陸上部など盛ん!面倒見の良さで躍進中!

都立昭和高校といえば、多摩地区のなかでも躍進校として、受験関連記事でも取り上げられるほどの注目校になりました。国公立大や難関私大の合格者数の伸長率は、私立高校を含めても多摩地区で有数。なぜ、これほどまでに躍進できたのでしょうか。

都立昭和高校は、アドバンス校という学校改革の先鋒校に指定されています。難関大学進学による進路実現を前面に掲げて、1年次より難関大を意識した授業や、英語・数学での学力別少人数授業、土曜日は大学受験対策の英語・国語・数学の講習、夏期講習は、すべて無料で昨年度は68講座が設けられ、多くの生徒が予備校代わりに参加しました。塾や予備校に通わなくても、学校内部だけで大学受験に対応できる体制がつくられています。

2年次には、東京外国語大、首都大東京、早稲田大、明治大、立教大などの国公立大&難関私大の施設見学や大学キャンパスの体験会を実施。1年次より、学校全体で全国模試を受験するので、早い時期から大学進学への意識をつくります。


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