受験は情報戦なり

中学受験、高校受験は情報戦なり!受験情報を制する者が中学受験、高校受験を制す!裏情報や役に立つ情報をどんどん教えます。

東京都内の留学制度のある高校17校

東京都内の中学生の皆さんの中で、留学を希望する人のために、留学制度のある高校や、留学を積極的に斡旋しているおすすめの高校を厳選して紹介しますね。

ここで紹介する高校は、学校側に確認して、学校独自の留学制度を設けていたり、ほかの機関が実施する留学制度の積極的な活用を促しています。

これらの学校であれば、短期留学のみならず、1年規模の長期留学をする際も、学校の理解があるので、留年せずに3年間で卒業することが可能です。


・都立国際高校 [偏差値67・70] 東京No.1オススメ
東京で最も英語教育の充実した英語教育の名門校。学校は帰国子女や留学生が多数在籍。
留学には大変熱心で、学校が積極的に斡旋してくれる。新設されたバカロレアコースは海外名門大学や、東大・京大のバカロレア入試での合格を目指す。

 ※都立国際高校の進学実績が"最強"のワケ (参考になります)


・国分寺高校 [偏差値68]
都立2番手校。オーストラリアへの学校独自のホームステイ語学研修を実施。
Jリーガーを輩出するサッカー部が強豪。進学指導重視型単位制高校で面倒見の良さで評判。

・国際基督教大学高校(ICU高校) [偏差値68]
小金井市の私立高校。ICUへ4分の1の生徒が内部進学する大学附属校。
都立国際、国分寺などの第一志望者の併願校としても人気。

・都立武蔵高校 [偏差値69]
都立2番手校。高1の3月にオーストラリア語学研修を希望者対象で実施。
難関大実績の伸長と行事の盛んさで有名。地球学の独自科目も。

・都立大泉高校 [偏差値65]
都立3番手校。春休みに希望者対象の豪州研修研修。
修学旅行先もシンガポールなど海外。

・都立富士高校 [偏差値65]
都立3番手校。春休みに希望制の短期語学研修を実施。
修学旅行先もマレーシアなど海外。剣道部、なぎなた部の強豪校として有名。

・白鴎高校 [偏差値66]
都立3番手校。生活指導も重視する規律ある進学校。女子は特に名門校として名高い。
1年で希望制の短期留学を実施。修学旅行先も海外。三味線部、和太鼓部などが強豪。

・小山台高校 [偏差値66] オススメ
都立3番手校。理系進学の名門校として名高く、理系&留学希望なら強くおすすめ。
小山台教育財団により、学校独自のイギリスの語学研修、ドイツへの交換留学も実施。

・都立三田高校 [偏差値65] オススメ
都立3番手校。都立で初の帰国子女受け入れ校であり国際理解教育の名門として評判高い。
留学の斡旋には非常に熱心で学校の理解大きい。修学旅行先は海外。

 ※ 都立三田高校 絶大な評判と名門の気風 (参考になります)

・北園高校 [偏差値64] オススメ
都立3番手校。英語のみならず、第二外国語の教育が非常に盛んで、とりわけドイツ語は
日本を代表する名門校。ドイツの高校との交流、留学制度も充実。オーストラリア語学研修も希望制で実施。

・井草高校 [偏差値60]
都立上位校。オーストラリアの高校との交流活動や、留学生受け入れも活発。
修学旅行先は海外。

・都立翔陽高校 [偏差値59]
都立上位校。大学進学と国際理解教育を前面に打ち出した進学校。単位制で面倒見が良いと評判。
英語スピーチコンテスト、ブリティッシュヒルズでのイングリッシュキャンプなど英語教育は充実。
修学旅行先は海外。留学にも熱心に対応してくれる。

・狛江高校 [偏差値58]
都立上位校。国際理解教育に力を入れ、東京外国語大と提携した留学生の交流も。
オーストラリア短期交換留学制度があり、相互訪問やホームステイが活発。修学旅行は海外。

・小平高校・外国語コース [偏差値57]
外国語コースは都立上位校。徹底した英語教育を生かして、入口と比較して出口の
大学進学実績が非常に高くお買い得。私立文系の難関私大に強い。
希望制のアメリカ語学研修を実施。留学斡旋にも熱心で理解ある。修学旅行は台湾など海外。

・深川高校・外国語コース [偏差値55]
有名私立大への進学を前面に掲げており、入口と比べて出口の進学実績が非常に良い。
希望制の豪州語学研修を実施。留学にも熱心に対応してくれる。

・都立飛鳥高校 [偏差値53]
国際理解教育と英語教育に力を入れており、希望制の2週間のオーストラリア語学研修などを実施。修学旅行先は海外。

・松が谷高校・外国語コース [偏差値50]
国際社会に対応する人材の育成をめざし少人数の英語教育。留学希望者に親身に対応してくれる。

※偏差値はVもぎ・Wもぎの「都立高校偏差値表」から引用しています。

※帰国子女の方々は、「帰国子女の満足度が高い高校ランキング《東京編》 」などの外部サイトを参考にしてください。




小松川高校の進学実績が異常に良い!?

小松川高校の進学実績が良すぎて異常なレベルだった!

komatugawa


「週刊朝日」の雑誌に掲載された「有名大学現役進学者数」の特集をもとに、東京都内のすべての高校をデータ化して、入り口の偏差値と出口の大学合格実績の相関を調査しています。

入口の偏差値を比べて、出口の大学合格実績が一番良かった高校はどこでしょうか?


日比谷高校? 新宿高校? それとも私立高校? 


答えは・・・小松川高校(笑)


ちょっと意外すぎて、ズッコケてしまいますよね。小松川高校といえば、下町の都立3番手校で、偏差値帯でいうと、三田高校、竹早高校、北園高校といった学校と競合する激戦グループの進学校。

小松川高校のイメージがあまりなかったので、下町地区の塾長さんにインタビューしてみました。


「あ、バレてしまいましたか。小松川高校、うちの塾からも何人も卒業生が通っていますが、入学後に力がついて、国公立大に現役合格していますね。学費が年間100万の私立高校よりも、明らかに3年間の教育の質が高いと思います。人気になってしまうと困りますが

と答えてくれた塾長さんのように、どうやら地元の塾では、「小松川高校=3年間でかなり力が付く学校」という評判が定着しているようです。

「新宿高校や三田高校、竹早高校といった学校と比べると地味なんですが、落ち着いていて、本当に良い学校です。」

確かに、小松川高校というのは、同じ偏差値帯の高校と比べると地味だと思います。だって、周りの高校は評判が最高で個性ある名門校ばかりです。

新宿高校
(大学受験指導に熱心で面倒見の良さが凄い。塾がすすめる高校で都内1位に何度もなった)

三田高校
(国際理解教育の名門校で英語教育に力を入れている。都会で洗練された校風が皆の憧れ)

北園高校
(ドイツ語が本格的に学べる旧制中学以来のアカデミックな校風で人気爆発)


そんな中で、実は小松川高校がトンデモない学校だったぞ!ということを、みなさんに紹介したいと思います。新宿高校、三田高校、北園高校といった進学校を志向している皆さんには、ぜひとも小松川高校を志望校の一つにいれてもらいたいですね


国公立大76名の大量合格!9割が現役合格!!
早慶上智は過去最多!現役進学数は都立2番手校並み!


小松川高校の2017年の大学合格実績の注目点はズバリ、国公立大学の合格者数と、早慶上智の合格者数MARCH+理科大の合格者数の3項目すべてで過去最高の実績だったことです。


●国公立大学 76名合格
東京工業大4名 千葉大学26名  筑波大学5名 首都大学東京5名 横浜国立大学3名など


国公立大学で何よりもすごいのは、理系国立最難関の東京工業大学に4名という入り口の偏差値からすると考えられない実績を残しているところです。しかも全員現役で!

この偏差値帯でこれだけ最難関国立大に実績を出しているのは、私立・都立のすべての高校で小松川高校だけ。この数字は、正直最初に間違えかと思ったほどでした。

地域柄、千葉大学の合格者数が多いのですが、千葉大学というのは国立でもかなり上位の難関です。この千葉大学にこれだけ合格者を出せるといのは、トップ層だけでなく、中間層も学力を伸ばしているという証拠。

ちなみに、上記で挙げた国立大学のうち、浪人の合格は千葉大の1名しかいません。あとは全員が現役合格。凄すぎます。

さらに、早慶上智の現役進学者数(=重複合格や非進学者を省いた現役での進学者のみの数字)は、都立2番手校を何校か超えています。国立大学にこれだけ強いのに、早慶上智にも現役で大量に進学者を出すのは容易なことではありません。

さらに、MARCHにいたっては現役で246名という大量合格者を出していて、小松川高校で3年間しっかり勉強すれば、MARCHは当たり前に合格しています。

国立大学に強みを発揮しつつ、早慶上智の難関私大志望者にも力を付けて大量に進学者を出す。さらに、MARCHは最低レベルの進学先として普通に勉強すれば合格させている。

都立3番手校としては、間違いなく、最高レベルのパフォーマンスです。


なぜ私立高校は小松川高校に勝てないのか?

小松川高校と同レベルの偏差値帯で比較したときに、私立高校の実績が振るわないことに気が付きます。高い実績を残しているのは中学受験組の中高一貫生で、高校受験のみの実績で比べると、小松川高校と同じ学力で入学しても、3年後に伸びていません。

原因は2つあると思います。1つは、中高一貫校か高校単独校かの違い。受験界では有名な話ですが、「中高一貫校の私立高校に途中入学すると、合わないカリキュラムで学力が伸び悩む」というのは今や常識です。

都内の主要私立高校はほぼすべて中高一貫校で、中高一貫生に手厚く面倒を見ていますから、高校からの入学者の教育がおろそかになってしまっているというのが現状だと思います。

小松川高校は、わずらわしい中高一貫校体制をとっていないので、学校の教員みんなが、高校入学の生徒達のためだけに存在していて、彼らを3年間で伸ばす方策とカリキュラムを組んでいます。その時点で、中高一貫教育をしている限り私立高校は勝てません。

また、都立進学校の先生が集まって熱心に大学受験指導について集まって意見交換をしていますから、日比谷のようなトップ進学校の情報も共有されます。東京工業大学のような最難関大志望の生徒にも対応できる力があるのも、中堅私立高校ではマネできないところだと思います。

ちなみに、小松川高校は面倒見の良い進学校と評判ですが、夏期講習は昨年105講座が無料で開設。申込者は全3680名で、1人あたり3-4講座を平均受講しています。「中堅国立大対策」とか「早慶対策」といった大学志望校別にも細かく講座があって、難易度に合った講座、好きな先生の講座などを自由にとることができます。

さらに、1~2年生は希望者対象にサマーセミナー、ウィンターセミナーという勉強合宿も!「え、勉強だけって大変じゃない!?」と思いきや、意外に参加した小松川生は、「みんなで勉強して楽しい!」という声。春休みも実施してほしいという声もあがっているとか。


派手ではないが、充実した学校生活を送れる小松川

大学合格実績では最強クラスの小松川高校ですが、弱点はないのか!?

それは・・・・・・・ちょっと地味なところ

じゃあないでしょうか(笑)

そりゃあ、都会派の洗練された校風で人気の三田高校とか、「都立No.1の運動会」で有名な硬派の小山台高校とか、アカデミックで自由な北園高校とかには、華やかさでは敵わないでしょう、小松川高校は。

でも、普通に良い学校です。楽しい学校で、青春もできます。共学ですから

小松川高校の在校生と卒業生4人にアンケートした結果、全員一致で「コマ高大好き!」でした。



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この行事の盛り上がり!共学校で、全員一斉スタートの高校単独校でしか味わえない圧倒的な青春感!小松川高校の行事はどれも盛り上がります。


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小松川高校書道部のパフォーマンスの様子です。
賞をとったりして盛んな部活動の一つです。


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硬派な体育祭の応援の様子(笑)


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文化祭のクラスごとの趣向を凝らした出し物は楽しいです!


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文化祭の一コマ。

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小松川高校のボート部は首都圏屈指の強豪です!

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たった1度の人生。充実した3年間の高校生活を送って、志望大学にも合格したいですね!

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小松川高校の魅力は伝わりましたか・・・?
入学者偏差値も伸びていて、まだまだ大学合格実績の躍進も期待できます。勢いのある小松川高校をぜひ志望校の一つに加えてみてはいかがでしょうか。


併願優遇のおすすめ高校【東京の私立高校】


併願優遇の私立高校選びというのは、多くの保護者の方々が苦労するところです。基本的には内申点をもとに決定するわけですが、併願優遇の実施校イコール中堅以下の学校なので、進学校希望の方々が納得する学校を見つけるのは容易ではない気がします。

東京は日本で一番私立高校が充実していますが、高校入試から入学できるおすすめ進学校は、残念ながらほとんどありません。ましてや、併願優遇の実施校は実態を知れば知るほど…

塾の先生に本音を聞くのですが、まあ皆さんおっしゃりますね。「併願優遇は中卒にならないための保険だから、確実に都立高校へ進学することが基本だ」と。

「併願優遇の実施校だけには進学させたくない!」

これが正直な本音なわけです。

皆さん知っての通り、都立高校はこの10年で劇的に変わりました。東京が中高一貫校の独壇場となって、私立高校が「高校受験生は大学入試で結果が残せずにダメだ」というレッテルを貼っていたころ、都立高校の改革が始まりました。

そして10年が経ちました。今やどうでしょうか。高校入試から良い大学へ進学したいなら、都立高校を目指すことが当たり前の世の中になりました。東京の公立中学校出身の難関大学進学者は、なんと8割が都立出身者で占めるといいます(大学附属出身者除く)。この10年で、私立高校出身者は激減して、代わりに都立高校が台頭しました。

都立高校は大学進学にとても熱心に取り組み、公立中学校出身の子供たちが、中高一貫校に通わなくても、3年間でしっかりと希望進路を実現できるよう指導ノウハウを蓄積しました。私立高校が中高一貫校ばかりに目を向けたのとは対照的ですね

早稲田アカデミーやZ会進学教室、SAPIXといった有名進学塾のトップコースを取材すると、「日比谷や西が第一志望で、開成や国立大附属が第二志望」という中3生の多さに隔世の感です。大学進学志向の家庭に、私立高校は完全にそっぽを向かれてしまいました。

そこで、東京の私立高校というのは、都立高校を落ちた優秀な生徒を拾って、大学合格実績を上げようという考えに走っています。確かに、優秀な都立高校に惜しくも不合格になってしまった生徒は優秀ですからねえ。


私立高校に全然優秀な子が第一志望で入学してくれない
 ↓
そうだ、都立高校に落ちた優秀な生徒に入学してもらおう
 ↓
特進コースだ!スーパー特進コースだ!優秀な生徒よ来い来い



こんな流れです。私立高校案内をパラパラとめくって見てください。特進コース、スーパー特進コース、特待コース、国公立コース、スーパーアドバンスコース、東大・医学部コース(笑)

併願優遇校は、こんなのばっかりですよ子供も保護者も単純だから、こういう名前のコースを作ると喜ぶと思っているんですね。もはや、高校ではなくて予備校です。

一つの学校の中に、普通、特進、スーパー特進といったピラミッド型の階級格差のある学校の実態、学校に通っている生徒たちの評判はどうであるか……想像つきますか?

学校内部で生徒たちは常にクラスカーストを意識するそうです。「あいつは特進、俺はスーパー特進だ」とか、「私は普通クラスだからバカなんだ……」とか。「特進と普通だと先生の扱いが全然違う」といった先生の扱いの差も聞きますね。まあ、先生からしたらクラスカースト上位の子がかわいいのでしょう。

これが中高一貫校だと、もっと深刻で、「内進」と「外進」の格差があります。基本的に学校は「内進」のほうがかわいいです。大学合格実績を残しているのも、基本的に「内進」です。

これは実例を挙げた方が分かりやすいですね。例えば、栄東高校の2016年の東大現役合格者数の内訳です。

 内進生(約100名中)・・・15名合格
 外進生(約400名中)・・・0名合格

決して栄東高校の外進生だけが特別に実績が悪いわけではありません。どこの学校もこんなものです。中高一貫校の私立高校は、難関大学の稼ぎは内進生によるものが基本です。

「栄東高校って、高校からでもたくさん東大に合格しているのね」なんて騙されて、「都立高校よりも、私立高校の方が進学実績が良いわ~」と感じたら、私立高校の思うつぼですね

大学進学実績だけならまだしも、部活動や文化祭、体育祭といった行事までもが、「内進生」が中心的存在を果たして、幅を利かせている学校が多いというのですから、「外進生」が不満を募らせるのも無理はありません。


併願優遇の私立高校の説明会に行くと、意外と良いんですよね。校長先生の話とかを聞くと、「大学進学だけでなく、豊かな人間性を育てます!」なんてことを話されて、「都立高校よりも、私立高校の方が良いのかな?」なんて心変わりしてしまう人が意外といます。

こうなったら、私立高校の思惑通りです。保護者や中学生の誘導成功ですだって、私立高校って広告・宣伝にめっちゃお金を掛けているんですよ。

バラしていいのかな、私立高校は、みんなから集めた学費を使って、私学コンサルティング会社に依頼して、生徒や保護者を誘惑するパンフレットを作ってもらったり、生徒や保護者を感動させる説明会の台本を作ってもらってるんですよ(笑)

私学コンサルティング会社は、皆さんにどういう言葉で、どう訴えれば惹きつけることができるか熟知しています。だから、私立高校の説明会は、はっきり言って、都立高校の説明会よりも完成度が高く、魅力的に感じることが多いです。

でも……説明会だけが素晴らしい私立高校が東京には多すぎます。入学後の満足度は、都立高校の方が高いのですから。そして、「説明会を信じすぎてしまって後悔している」と話す生徒や保護者の多さには悲しくなります

不都合な情報を隠すのも、併願優遇を実施する私立高校に多く見られる手法です。さきほどの、大学進学実績の「内進」と「外進」の格差もその一つ。高校入試の説明会ではほとんどの場合、混合で提示されて、ごく一部の例外的な「外進」の難関大進学者が、あたかも一般的な合格例のごとく宣伝されるのです。

まだまだあります。併願優遇の私立高校は、部活動禁止の学校が多いのだから驚き!

高校の部活動って、人生80年のうちのたった3年間、大切な、大切な青春の1ページですよね。もう2度と経験することのない3年間の高校生活を、部活動禁止とは、拷問といえます。

なぜ、部活動禁止にする学校が多いのかわかりますか? こういう私立高校は、生徒のことを、大学合格実績を稼ぐ具材としか思っていません。もちろん、本音は絶対に公言しませんが

併願優遇の私立高校に通う生徒に話を聞くと、もう本当にかわいそう。

「友達は部活動に勉強に、充実した学校生活を送っているのに、部活動が許されない自分の高校生活っていったい何なのだろうと涙が出てくる。」

「部活動禁止であることは納得して入学したつもりでした。でも、他校に通う友達が、部活動を楽しんでいるのを見聞きして、本当に後悔しています。」

灰色の高校生活にしないためにも、しっかりと情報収集することが大切です。特に、特進クラスは部活動禁止の学校が多いようなので、要注意です。

個人的には、たとえ希望する学校のコースが、部活動に入れたとしても、同じ学校の特進クラスを部活動禁止にするような学校は、絶対に入学させたくありません。このような学校は、生徒のことよりも、経営のことしか考えていないからです。

先生の格差にも触れておきましょうか。これは、テレビや新聞でずいぶんと特集が組まれましたので、ご存知の方も多いのでしょうが、併願優遇の私立高校は、非常勤講師だらけの学校が多いです。

簡単に言うと、アルバイトや派遣社員の先生だらけということです。NHKのクローズアップ現代の特集「広がる“派遣教師” 教育現場で何が」なんかが参考になりますね。

アルバイトや派遣の先生は、正規教員よりも指導力は劣り、担当コマの授業だけ終えるとすぐに帰ってしまい、複数の学校を兼任しているので、責任を持った指導はまったくできません。

こうした状況は、東京都内の私立高校、特に、併願優遇の実施校に多いのですね。

なぜかと言えば、併願優遇のデメリットは、入学してくる生徒数の数が年度によってバラバラだからです。桜美林高校、拓殖大学第一高校、錦城高校、國學院高校、多摩大目黒高校といった主要な併願優遇の実施校の学年別生徒数を見ると、どこも年度によって100名以上の生徒数の差があることに気が付くと思います。

300名入学予定が、都立不合格者が予想よりも多くて、400名も入学してしまった

300名入学予定が、都立不合格者が予想よりも少なくて、200名しか入学しなかった


極端に生徒数が推移するのが、併願優遇の実施校の特徴です。そうすると、あなたが私立高校の経営者だったら、生徒数何名を基準に正規教員を採用しますか?

入学者が少なかったときを基準に正規教員を少なめに採用して、あとは入学者の人数に応じて、非正規教員を雇おう

という発想になるはずです。結果として、併願優遇の実施校は、非正規教員だらけになるのです。

では、あなたが経営者なら、数少ない正規教員は、どこのクラスの担当にさせますか?

特進クラスの良い子にだけ正規教員を充てて、あとのクラスは非正規教員でいいやー

という発想になるはずです。はい、先ほど出てきた、併願優遇の実施校で起こる先生格差の不満が生じる理由が分かりましたね

こういう私立高校は、先生がコロコロ変わります。目まぐるしい変化です。3年間を見据えた指導なんかまったくありません(笑)

ちなみに、都立高校は大部分が正規教員なので、先を見据えて落ち着いた指導ができますし、最近は人事の弾力化で、学校に必要な先生は10年も15年も継続して置くことが可能になっていますので、そのような心配は少ないわけです。


良心的な塾の先生なら、こういった併願優遇の私立高校の問題点をしっかりと保護者や生徒に伝えてくれるはずです。そして、こうも教えてくれるはずです。「私立高校の個別説明会には注意して!」と。

私立高校の個別説明会は、悪魔の誘惑がある場です。

私立高校の先生達は、1人でも推薦制度を利用して、さっさと自分の学校への進学を決めてくれる中学生が欲しいのです。1人決まれば、3年間学費を払ってくれるわけです。1年間の学費や諸費用が約100万円ですからねえ。大きなお金ですよね

そこで、私立高校の個別説明会では、とにかく推薦や単願受験を勧めてきます。以下は典型的な一場面です。

保護者「都立A高校が第一志望で、そちらの学校の併願優遇を考えているのですが……。」

私立高「どれどれ、内申を見てみますと…。あー、この内申だと、併願優遇は進学クラスになりますね。推薦にすれば、特進クラスへ行けますよ。」

保護者「都立A高校が第一志望なので、推薦は考えてないのですが……。」

私立高「あー、都立A高校ね。良い学校だけど、うちの学校の特進クラスの方が大学合格率は良いですよ。受験へのサポート体制も手厚いので、うちに来た方が良い大学へ行けると思いますよ。」

保護者「・・・・・・」

私立高校説明会あるあるですね(笑)とにかく、このような誘いは丁重にお断りして、惑わされないことが大切です。私立高校は、恣意的なデータを用いて、あらゆる手段で自校の優位性を主張してきますが、無視しましょう

ただし、私立高校の個別説明会もまったく無意味であるとは言えません。基準内申に1ポイント足りなかったりしたとき、個別相談でオマケしてくれたりもするのです。どうしてもというときには、個別相談してみる価値はあると思います。

さて、結論です。

併願優遇のおすすめ高校はありません。


おすすめしたいほどの良い私立高校は、併願優遇を実施していないか、完全中高一貫校で高校募集がありません。併願優遇というのは、このシステムを採用しないと受験生が集まらない学校がするものです。

例えば、早稲田実業や慶應義塾高校が併願優遇を実施しませんよね?わざわざ併願優遇をやらなくても、受験生が集まってくれるからです。

大学進学を重視するご家庭や中学生は、確実な都立高校への進学を目指しましょう。

ちなみに、2018年度の高校入試を受験予定の方はご存知かもしれませんが、現中3生が大学入試のときは、過去30年間で最も国立大学に入学しやすくなるお得な入試になることが確実だと言われています。

というのも、新大学入試世代の1期生になるわけですが、改革を嫌がって浪人生が激減することが確実で、浪人が減った分は、現役生の合格の席が増えるからです。しかも、現中3生は、中学入試の時に優秀な生徒が早慶附属に流れてしまったので、本来は大学受験すれば国立大学に入れるような子が、この世代だけ附属校へ行ってしまい大学受験をしません。そして、散々議論された挙句、結局発表された新入試は、旧来とそんなに変わらないことになりました。

この新大学入試改革は、都立高校生に若干有利に(自校作成問題実施校には大幅に有利に)なると予想されています。一方で、併願優遇の制度をとる予備校のような私立高校は、新大学入試に乗り遅れると言われています。国立大学側はAO入試や推薦入試を拡大していますが、部活動や勉強を頑張る公立高校からの進学者が欲しいからです。

いずれにしても、現中3生はチャンスなので、ぜひ進学校から大学受験で国立大学や有名私立大を目指してみてください。(参考:「2018年度の高校受験生が進学校を選ぶべき3つの理由」)

都立トップ校(=日比谷高、都立西高、都立国立高)は駿台模試になりますが、それ以外の都立高校志望の中学生は、VもぎやWもぎの偏差値や志望校判定を基準に志望校を練るかと思います。

その際に、A判定以上の余裕がある都立高校を受験することを強くおすすめします。C判定とかD判定の都立高校に突っ込んで受験して、不合格で併願優遇の私立高校へ進学するよりも、確実な都立高校へ進学したほうが、大学進学も、充実した高校生活も手に入るでしょう。

A判定以上の都立高校へ確実に進学して、3年間しっかりと勉強して成績上位を維持し、部活動や行事に青春しながら、希望大学を目指しましょう。

併願優遇の仕組み、お分かりいただけたでしょうか?納得のいく高校入試になるよう、皆さんを応援しています

koyamadai
〈↑〉小山台高校の行事の一コマ。国公立大合格者数は100名を突破し、10年間で3倍以上に増えた躍進校。野球班は甲子園に出場し、運動会は全国屈指の盛り上がりと評判。中高一貫校でなくても、高校3年間でしっかりとした教育が行われていることが都立進学校の魅力です。


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