東京都内の中学生の皆さんが、本気で甲子園を目指すために環境の良い強豪校への進学を考えたとき、私立高校の強豪校か、都立高校の強豪校かで迷う人も多いと思います。

私立高校の強豪校のデメリットは、一部の有名大附属高校を除けば、授業も途中退室してまでも野球漬けの生活をさせた挙句、高校卒業後の進路が悲惨なことになる傾向にあることです。トップ選手であれば、大学からスカウトされることもあるでしょうが、そのような一部の生徒を除くと、野球漬けで学力はボロボロ。大学受験にまったく対応できず、「こんなはずでは」という相談が増えています。

その点、都立高校は強豪校でも、勉強もしっかりとさせる学校が多いですから、3年間で大学入試に対応する力もしっかりつけて、有名大に現役合格する人も少なくありません。勉強と野球の両立をはかり、文武両道で頑張るなら、都立高校の強豪校は、私立強豪校よりもおすすめです。

2016年までの結果を踏まえて、最新のおすすめしたい都立高校野球部を紹介します。


■西東京

日野高校が実力ナンバー1 トップ進学校の都立国立高校も強豪

日野高校(日野市)が他の都立高校に大差をつけて西東京の王者です。多摩地区に住んでいて、都立高校の野球部から甲子園を目指したいならまずこの学校へ。明るい校風で有名大学進学率も上昇の人気校。2015年も好成績でした。十分に甲子園を狙えます。

甲子園出場経験もあり、トップ進学校でナンバー1の強さを誇る都立国立高校(国立市)は、毎年東大の野球部にも入部者を輩出。憧れの東京六大学野球を志すなら都立国立高校野球部へ。一定以上の成績を残せば、21世紀枠で選ばれる可能性がかなり高いため、甲子園出場可能性は進学校でトップです。

■東東京

都立城東高校がナンバー1 雪谷高校・小山台高校も強豪


2015年の高校野球大会では、無名の篠崎高校がベスト8となり話題となりましたが、ピッチャー1人が非常に才能高い結果の面が強く、やはり今後の甲子園を目指せる都立高校は、都立城東高校、雪谷高校、小山台高校の3校が3強です。

都立城東高校(江東区)は、実力では東東京で最も甲子園に近い都立高校。もともと文武両道を掲げる進学校で、「スポーツの城東」と呼ばれるほど。23区内在住で甲子園を目指したいなら、まず都立城東高校を目指すべきです。2015年も3年連続べスト16以上を確保。2度の甲子園出場経験もあり、環境や強さ、安定度は抜群です。大学進学実績も大変良好で、野球部から現役で国立大学、早慶、MARCHの進学多数です。大学受験対策の面倒見も良く評判は上昇中。

それから、雪谷高校(大田区)も都立トップレベルの強豪校。こちらも甲子園出場経験があり、2015年も4年連続でベスト16以上を確保と抜群の安定感。

小山台高校(品川区)は理系に強い有数の進学校で、卒業生の多くが国立大学や早慶大に進学。2014年に甲子園に出場し、2015年もベスト16以上に入るなど絶好調。今後も期待ができます。なお、野球部ではなく小山台では「野球班」と呼びます。

この3校に次いで、文京高校(豊島区)、野球部専用グラウンドを持つ総合工科高校(世田谷区)などが強豪校として野球部も盛んです。