府立九中を前身とする伝統校、北園高校の大学進学実績の躍進ぶりが凄すぎて、ビックリしてしまいました。辛辣な評価をすることの多い塾の先生から「北園高校は生徒に薦めたい、おすすめの高校」との声を聞いたので、この躍進ぶりは本物だと思います。

Vもぎ、Wもぎの偏差値ランキングも上昇の一途です。「都立高校偏差値ランキング」によれば、北園高校の合格確実圏偏差値は64。小山台、三田、白鴎、竹早、大泉、富士などと競合する進学校にまで成長しました。改めて、23区内の都立進学校の大まかなランクを見てみます。


都立トップ校  日比谷高校・都立西高校
都立2番手校 戸山高校・両国高校・青山高校・新宿高校・都立国際高校
都立3番手校 小山台高校、都立駒場高校、三田高校、竹早高校、北園高校、白鴎高校、小松川高校
          文京高校、都立城東高校、大泉高校、富士高校、墨田川高校、豊多摩高校


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自由の北園、勉強の北園、魅力的な校風が躍進の原動力

ある人は北園高校を「自由の北園」と称します。北園高校といえば、戦前に創立された府立第九中学校を前身とするナンバーズスクールの名門校(ちなみに、一中は天下の日比谷高校、二中は立川高校、三中は両国高校です)。同窓会の組織も活発で、みんな北園生であることを誇りに思っています。

そんな戦前から受け継がれてきた、自由でアカデミックな校風が今も北園高校に根付きます。いっぽうで、「勉強の北園」とも称されます。昔から勉強はしっかりする、今で言えば、1年次から大学受験に向けて勉強を怠らない、勉強をして当たり前と言う校風です。

北園高校を象徴する「自由の北園」と「勉強の北園」というのは、決して相反するものではありません。両方が両立するからこそ、魅力的な北園の校風が醸し出されているのではないでしょうか。


盛んな第二外国語教育!ドイツ語教育は日本屈指の名門

北園高校といえば第二外国語教育!特にドイツ語は名門として全国の教育関係者に知れ渡っているようです。北園高校で語学関係の仕事に就いている人が多いのは、明らかに第二外国語の影響です。

ドイツ語にかんしては、独専といってドイツ語専門コースが高3で開設されます。ドイツ語受験で、国公立大学や早慶上智へ進学する人もいます。

第二外国語で受験する人は全国でも少ないので、センター試験会場の第二外国語選択者の会場がほとんど北園生だったなんて笑い話も。

国公立大60名超えは確実!MARCH附属も蹴る価値あり

北園高校の大学受験指導は本当に熱心で、国公立大学の合格者数も、3年以内に60名を超えるでしょう。MARCHも200名を出すようになりました。早慶上智も増えています。

今後、北園高校への進学を志すみなさんは、国公立大学か早慶上智が目標になると思います。MARCHは最低でも普通に合格できる進学校になってきています。

したがって、中央大や法政大といった附属校と北園高校を比較したとき、国公立大や早慶上智を目指せる北園高校のほうが、今や進学先として魅力であるといえます。

現役の北園生の声を集めました!

【男子生徒の声】
都立3番手校を希望していました。三田高校や小松川高校を見学したんですけど、いまいちピンとこなくて、先輩に教えてもらった北園高校の説明会で一目ぼれ!制服や服装検査など存在しない自由な校風。でも、乱れているということはなくて、みんな自由には責任があることを知って行動しています。先生も良い人ばかりで、いじめも聞いたことがありません。部活動は絶対入るべきです!部活動によって厳しさはちがうけれども、ストリートパフォーマンス部などがおすすめです。時計台がシンボルで、都立では珍しい食堂があるので、食堂ライフも送れます!行事も最高です。内容も濃くて、文化祭と体育祭のある一週間はお祭り騒ぎです。高校の授業のレベルが高くて、みんな最低でもマーチには行かないと恥ずかしい、目標は国公立大、早慶上智という感じです。1年生から大学受験に向けてみんな勉強のモチベーションが高いので、自然と勉強する雰囲気があります。

 

【女子生徒の声】
すごく良い学校です。偏差値が上がっていて入学するには大変かもしれないですけれど、偏差値60以上で高校を迷っていたらぜひ北園を考えてください。文化祭、体育祭、信州合宿など行事も多くとても楽しいです。自由な校風でのびのびと学校生活が送れます。ただ勉強はみんな大学受験で目標をもって入るので、しっかり勉強して難関大学の合格を目指します。自分も志望大学は国立大学です。施設は広い割にはきれいで、トレーニングルームや食堂もあります。第二外国語が有名です。自由選択ですが半数以上の人がとっていて、特にドイツ語は、ドイツとの提携もしていて留学も活発です。部活動はストリートパフォーマンス部、フリーミュージック部なんかが人気です。


北園高校の青春の一コマをちょっとだけ紹介します。

たった3枚の写真ですが、他の私立高校生が「羨ましい!」と憧れるほどである行事の異様な盛り上がり、その熱量が分かっていただけるのではないでしょうか。


北園week1

北園week2



北園week4





北園高校を志望するにあたっての注意点は?

①難関大学進学への意欲が強いか?
北園高校は自由でアカデミックな旧制中学以来の気風をずっと受け継ぐ最高の校風といえます。OBやOGからの北園愛が強いのも納得です。いっぽうで、北園高校は進学校でもあります。特に最近は大学進学実績の躍進が目覚ましく、最低でも明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大のMARCHには進学しないと恥ずかしく、1年のうちは目標を高く掲げ、国公立大や早慶上智を志す人が多いのが特徴です。そのために、難関大学進学への意欲があまりない人や、「勉強よりもアルバイトしたい」という人は、北園は合っていません。有名大学進学もしっかりしたいという人におすすめです。

②自由には責任が伴うことを理解しているか?
「自由の北園」のことばが象徴するように、北園高校は自由な校風といえます。頭髪検査もなければ、制服もありません。しかし、だからといって何をしても良いということでは決してありません。自由な校風だからこそ、自ら自制して、責任があることを認識しなければなりません。その伝統が受け継がれているからこそ、自由な校風が守られているのです。

③都立の第二志望校も考えているか?
北園高校は人気校なので倍率が高く、年々偏差値も高くなっています。躍進が続く注目校ゆえに、どうしても一般入試での不合格者が多く出てしまいます。したがって、VもぎやWもぎで合格確実圏か有望圏、最低でもB判定、できればA判定以上で受けるのが理想です。もしも判定が思わしくなかったときのために、受験校の変更を柔軟にできるよう準備しておくことが大切です。第一志望を北園高校として、第二志望群に以下のような学校を検討するといいでしょう。

上野高校、田園調布高校、井草高校、目黒高校、石神井高校、広尾高校、雪谷高校