日比谷、西、国立、横浜翠嵐、湘南、浦和…公立トップ校の高1生へ

高校再開までの期間、どんな勉強を、どこまですればいいの?」そんな質問をコメント欄や問い合わせ等で大量に受けました。そこで、公立トップ校進学予定の新高1生の皆さんのために、まとめました。

この記事は、一例としてこちらのような公立トップ校の生徒向けに書いていますよ!

(東京)日比谷高校、都立西高校、都立国立高校、戸山高校、立川高校、青山高校、新宿高校、国分寺高校など
(神奈川)横浜翠嵐高校、湘南高校、柏陽高校、川和高校、厚木高校など
(埼玉)県立浦和高校、浦和第一女子高校、大宮高校、川越高校など
(千葉)県立千葉高校、県立船橋高校、東葛飾高校など

これらのレベルの高校に進学予定の高1生は、必ずこの記事を一読してください!大げさでなく、人生が変わります。


今回の授業休止期間は、大幅な先取り学習ができる大チャンス

今回のコロナウイルス拡大に伴う授業休止は、首都圏のすべての私立、国公立高校で行われています。授業休止期間が延びたことで、間違いなく、この期間中に大幅な先取り学習をした高1生、何もしなかった高1生との間で格差が開きます。この大幅な授業休止の期間を「50年の1度の危機」から「50年に一度のチャンス」と捉えて、とにかく勉強を継続させましょう。

世界中の株価が暴落しているために、悲観して株を投げ売り手放す投資家が続出しているようです。売りが売りを呼ぶという悲劇的状況!その中でも、「今は株の大バーゲンセールだ」と言って、株を買いまくっている富豪や一流の投資家がいます。だれもが悲観的になるなかで、「今こそが50年に一度のチャンス!」と考えて積極的に買い込むような投資家が、結局はお金を儲けるわけですよ。

新高1生の結構な割合の生徒たちが、オンラインゲームやYou Tube三昧で、勉強習慣が崩壊しています。この流れに乗るほど、公立トップ校に合格した生徒はバカではないでしょう? とにかく勉強をしましょうよ。



新高1の日比谷生、横浜翠嵐生にインタビューしました

SNSを利用して今回、日比谷高校に進学した新高1生と、神奈川の横浜翠嵐高校に進学した新高1生にインタビューをしてみました。

2人の共通点は、5月までに、英・数・国は高2内容まで修了する予定であるというところ!

ビックリですか?いやいや、元々、日比谷高校なんかは、高校入学時までに、高1内容ぐらいは先取り学習しておくのが当たり前の環境です。

日比谷高校に進学するような生徒は、高校受験の時点で高校内容を超えて勉強するのが当たり前ですし、「春休みで、主要教科の高1内容ぐらいは終える」は常識なんです。無理なんてことはまったくありません。全然いけますよ じゃあ、入学したら何を勉強するのというと、高1内容で解ける大学入試問題を扱ったり、高2内容以降もどんどん先取りしていくんです。

日比谷高校の新高1生は、同じく日比谷、都立西に進学予定の塾仲間6人とLINEでグループを作っていて、勉強内容やおすすめ参考書の情報交換をしているんですって!

横浜翠嵐高校の新高1生もやはり、中学時代の塾の先生からのアドバイスで、高校中盤程度までの先取り勉強をしているそうです。「ほかの翠嵐進学予定者も、みんなかなり5月までに先取りしている」ということでした。

いいですか、これを読んでいる皆さん、少なくとも、高1内容ぐらいはざっと5月中に終えましょう。すごいチャンスです。こんなに勉強ができる期間は、そうはありませんね!

どれくらいの効果があるかというと、5月まで勉強をすれば、本来進学するはずだった大学より1ランク上の大学に行けます。間違いないです。周りが勉強していないのですから

それから、君たちにとってのライバルは、中高一貫校の生徒たちです。中高一貫校に通う生徒たちは、すでに高校内容まで学習していますが、その反動で、今の時期はものすごく遊んでいます 学校もほとんどが機能していないようです(複数の都内の難関私立中高生に確認)。

この時期に勉強すれば、本来なら惜しくも東大に届かなかった君は、東大に合格します。東工大まであと数点だった生徒は、合格します。MARCHに進学するはずだった生徒は、1ランク上の早稲田大や慶應大に合格します。いいですか、それくらいの奇跡の中断期間ですよ。



どこまで先取り学習をする?何の教科を先取りする?

では、どの教科を、どこまで、5月までに学習すればいいのでしょうか

これは、進学予定の高校によって変わってきますね・・・。


〈ケース1 日比谷高校の進学予定者

日比谷高校は、高校入学の東大合格者日本一の高校です!

2020年の日比谷高校の大学合格実績はエグいと評判です。東大40名+国立医学部43名ですちなみに、国立医学部は東大と同じ難易度ですよ。ということは、東大に83名合格しているのと同じです。凄いでしょ?しかもしかも、全員が高校から入学した生徒たち。中高一貫生は1人もいません だから、全国の公立トップ校の方々は、日比谷高校の秘密を知ってほしいんです。参考になるところもあるはず!

日比谷高校の進学者は、ほぼ全員が、開成、早慶附属、渋谷幕張、筑波大附属などには合格したうえで日比谷高校にやって来ます。ということは、高校入試までに、英語と数学は高校1年修了ぐらいまでは全員が終わっています!! 授業も、それくらいは知っていることが前提の環境で始まります。 英語なんて、もう中堅の国立大学の入試問題は解けてしまうんです

とりあえず、英語は単語帳を継続してやって語彙力を増強、学校指定でもらったもので良いですよ 数学は、数学一・Aの高校1年内容は終わっているのが常識。やっていない生徒なんてほぼいません。

5月まで休校なので、数学二・Bまで行きましょう。進めるところまで進んで良いのでは?そうすれば、5月の学校再開の時は、もういきなり大学入試演習だってできちゃいますよ

次に意外と大切なのは、地歴、または理科の先取りです。日比谷高校クラスの生徒(都立西、都立国立、横浜翠嵐、湘南、県千葉、浦和)は、

これ、いいのかな・・・暴露します。日比谷高校の生徒のセンター試験平均点という禁断のデータが手元にあります。

英語の平均点は、灘高校(兵庫)と同じです。開成高校などよりも上で、一般の進学校の中ではトップ。(ただし、日本一は帰国子女王国の都立国際高校です。さすがにこの学校には敵いません

数学の平均点も、いわゆる中学受験の御三家の真ん中くらいでしょうか。全国で公立トップ。東大は問題なしです。

中学受験なんてしなくたって、中高一貫校のトップの生徒を簡単に凌駕しているんです。

ところが・・・、ところが・・・

そんな最強の日比谷高校の生徒にも、決定的な弱点があります。

それが、地歴・理科です。

日比谷高校の地歴・公民・理科のセンター試験平均点は、全国公立の中ではトップです。ただ、中高一貫校と比べると、首都圏の難関私立中高一貫生は、日比谷より点数が取れているケースが多いです。

なぜでしょうか? ここが、中高一貫生と比べた高校受験生の弱点です。

中高一貫校の生徒は、理社を中学受験でかなり鍛えられています。一方で高校受験生は、英数国の3科がものすごく鍛えられているのに対して、理社はそれほどでないケースが多いんです。

大学受験の理社は、細かく科目が分かれます。

【理科】物理、化学、生物、地学
【地歴】日本史、世界史、地理
【公民】倫理、政治経済


日本史の教科書をめくってみてください。膨大な用語の数々にビックリします 高校入試の理社とはかなり落差がありますし、高2から本格的に開始すると間に合わない恐れがあることが分かります。

東大を目指す人は、文系なら地歴から2科目、理科から2科目。理系なら、地歴公民から1科目、理科から2科目を学ぶ必要があります。(こちらのサイトを参考!)

日比谷や西、浦和、翠嵐のような名だたる公立トップ校の生徒で、東大に惜しくも不合格になる生徒の多くは、理社の勉強が間に合わずにタイムオーバーが原因で落ちています。

これはもう、歴代の日比谷高校の生徒の結果からも明らかです。

このウェブサイトを、日比谷入学予定者が全員見て、理社に対しても今から本気で勉強を始めてくれたら、たぶん、日比谷の東大・医学部合格者数は100を軽く超えます

従いまして、日比谷高校レベルの学校に入学予定者の皆さんは、5月までに、英・数の先取り勉強は当然しているでしょうから、プラスアルファで地歴公民・理科の先取りをはじめてください!!

日比谷高校のカリキュラムを見ると、1年次には日本史B、地理B、生物基礎、地学基礎を学ぶようです。ただ、地学は受験できる大学が著しく少ないので、多くの生徒は、理科は生物、化学、物理のどれかを受験で使うのが普通です。

◯東大文系志望の日比谷生
日比谷高校で、東大文科志望の生徒は、5月までに日本史+地理+物理とか、世界史+地理+化学といった具合に、理想は3科目(無理でも2科目)を先取りすると良いでしょう。世界史+日本史は、暗記量が膨大すぎて、よほど歴史マニアでないときついです。ただ、それでも日比谷高校クラスになると歴史オタクがいっぱいいるので、この組み合わせで合格している怪物もいます理科は、文系の生徒は化学+物理の組み合わせが多いです。というのも、生物は理科の中で一番暗記量が膨大!ただでさえ世界史や日本史は暗記量が多いのに、生物も同様だと量にまいってしまいます。ただ、暗記が得意な生徒、生物への興味意欲が強い生徒なら生物でも良いと思います。

◯東大理系志望の日比谷生
東大理系志望なら、地歴公民は、負担の少ない地理や政治経済を選択する生徒が多いです(こちらを参考!)。地理+物理+生物とか、政治経済+化学+物理といった組み合わせになるかと思います。正直、地理や政治経済は2年から勉強を開始しても良いので、とにかく理科の2科目の先取りを最優先してください!ちなみに、東大の理系受験生の6割が物理+化学という選択です!物理+化学の選択で考えるなら、1年生のうちに物理基礎、化学基礎は独学で勉強し終えて、2年生で、学校で独学内容を復習して入試演習をしながら、物理・化学を2年修了までに全範囲を終え、3年生で丸々1年間を入試演習に費やすという流れが理想的です。


結論です!

日比谷高校の生徒は、休校期間中は、将来受験科目で使用する理社の科目の先取りをせよ!!(英数の先取りはやって当然



〈ケース2 新宿高校の進学予定者

地域公立トップ校に進学予定の生徒の皆さんに向けた情報です。立川高校、青山高校、国分寺高校、柏陽高校、川和高校、川越高校、東葛飾高校などの生徒が対象です。

とにかく大切なことは、英語と数学の先取りです!!

5月までに、高校1年範囲の英文法、数学一・Aをざっと一通り先取りしましょう。まずは英語と数学をしっかりと固めることが、将来の希望進路実現のための第一歩です。

数学でいったら、不等式、三角比、順列、集合あたりです。塾によっては中学生の間でやっているところもあります。そこまで難しい範囲ではありません。英語でいったら、文型、使役動詞、知覚動詞、関係副詞、仮定法など。これらも塾によっては中学生ですでにやっています。ということは、中学生dでもトップ校クラスの生徒なら普通に理解ができる内容です。

それから、英単語帳による語彙力の増強は絶対必要!。学校指定のもので構わないので、「1日30個」とか「1日4ページ」といった具合に必ず継続しましょう。ただし、忘れにくくなる工夫を付け加えて。例えば、前日の範囲+当日の範囲で勉強するとか、10ページまで進んだら1度戻って復習するとか、高校生にもなれば自分から忘れないようにする工夫ができるはず英単語の暗記って、一度離れてしまうと、なかなか再度習慣化が難しいです。この時期から必ず開始しましょう。

プラスアルファで余裕があったら、地歴や理科をどれか1科目、大学受験で使いたい科目を選んで先取りしてみましょう。

例えば、文系なら日本史とか世界史を始めてみてはどうですか。暗記量が膨大で、たいていは高2から本格的に勉強を開始するので、高1から先取りして始めるとだいぶ楽になって大学も1ランク上を目指せます。理系なら、物理か化学のどちらかの先取りが定番です。

まとめです!

地域公立トップ校の進学生徒は、休校期間中、英語・数学の1年生内容の先取りを!
(余裕があったら、地歴・理科のどれか1科目も先取りするだけで大学受験が信じられないくらい超超有利に




オススメの先取り教材!

ここでは、先取り学習におすすめな教材を教えます。コロナウイルスの影響で塾や予備校も休校していますから、ますます自主学習のできる教材が重宝しますね!


〈数学編〉



まずは初学者向けのこの2つを紹介します。1つは高校これでわかる数学I+A 」です。高校数学の参考書でも入門中の入門編。フルカラーでわかりやすさみやすさの両方抜群。 もう一つは「数学をはじめからていねいに」シリーズ。大手予備校の東進からの定番人気シリーズです。予備校の講義形式で、分野別に出ています。

2冊とも初学、独学にとても適しています。ただ、これだけでは大学受験向けの演習は不足するので、しっかり実力を並行してつけたい人は、この後で問題集をやりましょう。



問題演習は、Z会と駿台のシリーズを紹介します。教科書レベルから入試基礎レベルまでが掲載されています。

日比谷高校などの最難関生や数学が得意な生徒は、チャート式で独学する生徒も多いですね。チャート式は色別に難易度が分かれていて、白(数学が苦手向け)、黄色(基本重視)、青(基本~実践)、赤(難関)になります。

チャート式は、進学校では「青」を採用している学校が多いです。基本的に、最難関大も「青」で十分に対応できます。(「赤」は勧めない声も大きい)

ただ、新高1生が独学・自学で進める場合、いきなり「青」は厳しいでしょう(ただし日比谷の最上位層とかは別です。数学五輪参加者もゴロゴロいるので・・・)。

数学は、短期間で全範囲を何周も繰り返していったほうが習得しやすいです。つまり、じっくり時間をかけて「青」に取り組むよりも、まずは「白」でざっと1周仕上げて、習得したら次に「黄色」と、積み上げていくのです。「白」をしっかりと繰り返すだけでも、中堅国立大やMARCH大ぐらいのレベルには達します。基礎をおろそかにしないでくださいね。



〈英語編〉


英単語帳は、学校指定のものでも構わないと思います。とにかく1冊をまずは早めに仕上げることです。大学受験の定番はこの3冊。



中学時代に、中学内容しか学んでいない人(関係副詞や仮定法などを知らない生徒)は、このあたりの参考書から始めると良いと思います。英文法がものすごくわかりやすく書かれていますこの一冊で、文型、分詞構文、関係副詞といった高校内容の文法も基礎を理解できます。長文編もあるのでぜひ!



こちらの今井先生の英文法教室シリーズは、さっきの本よりはもう少し難易度は高く、将来難関大を目指す高1生に最適です。とにかく英文法の理屈を重視して説明しているので、丸暗記に頼らない基礎英文法力を養えます。


〈地歴編〉


「一度読んだら絶対に忘れない」シリーズは、Amazonの日本史、世界史参考書ランキング1位の大ベストセラー。はじめて本格的に高校日本史、高校世界史に取り掛かり、まずはざっくりと通史を一通り学びたい人におすすめです。細かい用語は出ずに、高校内容で本当に必要な重要用語を一通りおさえます。講義口調なのでスラスラ頭に入ること間違いなしです。



1年生のうちから、基礎から入試レベルまで、入試を見据えた実践力を養いたいという人は、上記の東進ブックスから取り組むのがオススメです。2冊とも、基礎から入試レベルの知識まで押さえられて、しかも講義口調でわかりやすく、スラスラ流れが入ってきます。 日本史や世界史は、まずは流れがざっと頭に入ることが大切です。同じ範囲、同じ内容を、決まった時間(夜寝る前の15分とか…)を毎日読み続け、2周、3周とするだけで、5月には、相当な力がついているはずです。今回紹介した参考書は、どれも教養として面白く、ワクワクしながら読めるものばかり。「全部暗記だ!」なんて構えずに、ぜひ気楽にはじめてみてくださいね。継続は力なりです。



Amazonのランキングで、初学・独学向け本の売れ筋1位をそれぞれ物理、化学の分野で選びました。初めての高校物理、高校化学の学びは、まずこの1冊でざっと1周するのが良いでしょう。講義口調でわかりやすく、基礎固めになります。「 漆原晃の物理基礎・物理の面白いほどわかる本シリーズ」は3冊あります。それぞれ約300ページとボリュームは多いですが、イラストが多いので、サクサク理解して読め、1冊を5月までに十分終えられます。高1の修了までに、物理基礎あるいは化学基礎を一通り終えることを目指しましょう。理系で余裕があれば両方とも!